eラーニングで学習者の指南役を果たすメンターは、別名eチューターとも呼ばれる。多彩なコラボレーション技術を取り込んだ新しいメンタリング・ツールは、学習プロセス全体に組み込まれるようになった。この次世代サービスは協調型メンタリングとも言うべきもので、従来の方式よりはるかに柔軟な対応が可能だ。利用するメディアやメンターの選択肢が拡がるほか、サポート期間も融通がきく。
アンサンブル・コラボレーションやグローバル・メンタリングを始めとするベンチャー各社が次世代メンタリング・サービスを発表しており、KnowledgePoolやSkillSoftといった現行サービスに挑戦状を突きつけた格好となっている。協調型メンタリング・ツールの先端的ユーザーは、ブラクストン(元Deloitte
Consulting)、ユニシス、米国空軍通信局(United States Air Force Communications
Agency)、バンク・オブ・モントリオール、Fireman's Fund Insurance Company、Wachoviaで、いずれもこのツールの最大の価値は、eLearningに人を介在させることが出来る能力にあると見ている。これにより学習者のモチベーションを高め利用を促すことにつながるという。
(15ページ)(著者:Rob Edmonds)
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