タイトル |
スマート・ダスト:自己組織化する無線センサーネットワーク |
番号 |
D03-2447 |
原題 |
Smart Dust: Self-Organizing Wireless
Sensor Network |
出典 |
Insights |
著者 |
Michael Adeogun |
発行年 |
2003年 |
発行月 |
10月 |
Scan
Monthly No. |
SM008 |
内容 |
電子機器の小型化を目指す動きは一段と急ピッチで進んでおり、特にソリッドステート・センサーでこの傾向が顕著にみられる。マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)技術が登場して、センサー、アクチュエーター、通信システム、発電システムなどさまざまなデバイスの小型
化、省電力化が可能になった。だが研究者の目標は単なる小型化ではなくインテリジェント化であり、微小機器にワイヤレス・ネットワークの構築能力を持たせることだ。
この分野で現在注目を集めているのが「スマート・ダスト」である。スマート・ダストの正体は、ワイヤレスの通信機器を搭載した小型で安価な「モート(粒)」である。モートは光や振動などを検出して測定値を通信できるだけでなく、ネットワークを形成することも可能だ。しかもそのネットワークは自己組織・自己修復できる。モートでネットワークをつくれば通信コストが安くて済み、さまざまなビジネスチャンスにつながると期待されるほか、本格的なパーベイシブ・コンピューティングの先駆けになるとも考えられる。
ただし新技術の常として、阻害要因は多い。初期段階で市場が細分化している、受け入れがなかなか進まない、マスコミが誇大に宣伝しすぎる、技術的なハードルが高いといった点を考えると、実用化はかなり先になりそうだ。最初の応用先は戦場の監視や敵の探知など軍用となる見通しである。続いては産業用、消費者向け製品、セキュリティ、空調、輸送などへの応用が見込まれる。
(14ページ)(著者:Michael Adeogun)
|
キーワード |
コンピュータネットワーク(Computer Networks)、エレクトロニクス技術(Electronics
Technology)、情報技術(Information Technology)、製造オートメーション(Manufacturing
Automation)、センサー(Sensor)
|
以下のサービスは、会員権をお持ちの方のみ閲覧が可能です。
ID・Passwordがご不明の際はご連絡ください)
|
サマリー全文
(日本語) |
こちらをクリック。 |
レポート全文
(英語) |
こちらをクリック。 |