タイトル

新興市場における商品およびサービスの販売

番号

D04-2476

原題

Selling Products and Services in Emerging Markets

出典

Insights

著者

Greg Powell

発行年

2004年

発行月

6月

Scan Monthly No.

SM016

内容

多国籍企業は長いこと、富裕な消費者や企業をターゲットとする販売戦略をとってきた結果、80対20の法則が成立している。つまり世界の企業の80％は世界人口の20％を対象に売り込みをかける、というわけだ。

貧困層を相手にする企業はあまりない。要するに、製品を買ってくれるだけの金を持っていないからである。だがそうした前提は、そろそろ見直すべき時期に来ているようだ。研究者や企業のストラテジスト達は、発展途上国の消費者を新しい有望なターゲット層とみなす。

先進国の企業は、貧しい農村地帯の消費者や企業に必需品を供給しうる特殊な立場にある、というのが彼らの考えだ。ここで言う必需品とは、飲料水、資本や金融サービスへのアクセス、エネルギー、通信、インターネットへのアクセス、医療や医薬品などである。

新しい市場を創出し、その新市場の消費者にモノやサービスを売る−このような事業の価値は、長い時の試練を経なければ確かめられない。だが既に世界の大企業はこの分野に注目している。

（12ページ）（著者：Greg Powell）

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