Scan
Monthlyの12月号では、ScanTM のウォッチリストであるDefining Forces一つ一つについて、簡潔に見直しを行い、来年もそれぞれのDefining
Forceがどういった変化をし続けるかについて考察を行う。また、この機会を利用して、2004年中に集まった1200以上に及ぶScanTMのアブストラクトを再度見直し、現在のDefining Forcesリストの評価を行い、必要であれば新しいDefining Forceの追加を行う。その結果、以下の変更を行うとした。
・ 今まで、Globalizationとしてウォッチしてきたテーマは、これからグローバル経済を変化させる重要な役割を担うChina
and India (中国とインド)としてウォッチする。
・ 今までHealth Careとしていたトピックスを、Health and Wellness (健康医療とウェルネス)という広い視点から注視する。
・
Wireless
Technologies(ワイアレス技術)とPervasive Computing (パーベイシブ・コンピューティング)という2分野を、2005年は一つの領域、Connectivity
(コンテクティビティ/接続性)として取り上げることにした。
・ 2004年には、センサーに関する数多くのScanアブストラクトが見出されてきたが、このことは、この分野での開発が重要な段階になってきたことを示すものである。ロボティクスとして分類されるアブストラクトが示唆することは、商業化の段階へ移りつつあることで、ロボット技術への投資が徐々に回収されてきていることである。ということで、新たにSensors
(センサー)とRobotics (ロボット工学)を追加している。
・ Attention
Economy/Experience Industry (アテンションエコノミー/経験産業)はデジタルメディアがもたらす新たな課題に対応することで、企業はAttention
Economyの基本に立ち戻りはじめている。そこで、2005年は、Attention Economyに替わるカテゴリーとして、Challenges
in Marketing (マーケティングにおける課題)として取り上げる。
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